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唐瑞霞(タン ルイシャー)
日付:2019-10-16
出所:九州大学北京オフィス

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                産業マネジメント専攻 MBA修士

     艾陸企業管理コンサルティング(上海)有限公司



                                                                         


学歴

2002年8月-2006年6月 吉林大学外国語学院 日本語学部

2006年8月-2008年5月 吉林大学大学院 日本文学専攻

2012年3月-2014年3月 日本九州大学 専門職大学院ビジネススクール産業マネジメント専攻 MBAコース

職歴

2008年5月-2012年2月 北京電通広告有限公司 総経理補佐兼経営管理室

2012年6月-2014年3月 (株)SoftBank Mobile 九州エリア 顧客サービス部

2014年4月至今 (株)alue  中国支社(艾陸企業管理コンサルティング(上海)有限公司)組織発展及び人材育成事業部 


   吉林大学大学院を卒業してから、電通の中国支社に勤め、数項目の企業改革事業に参与した後、企業管理知識を充実させようと思い、仕事をやめて日本九州大学に進学することにしました。九州大学に留学する間、(株)SoftBank Mobileにおいて契約社員として九州エリアの顧客サービスの関連仕事をしました。

 九州大学MBAコースを修了してから現在まで、(株)alueに務めています。会社は東京にある日本1位の人材育成コンサルティング会社で、日本各大手グループ企業に「新入社員」「管理者層のマネージメントテクニク」「専門技術」「海外派遣」等のトレーニングサービスを提供しており、中国を含むアジア五ヶ国に支社があります。本人は2014年に(株)alue上海支社に転勤し、中国事業を担当し始め、商社、物流、製造、小売、サービスなど各業界の在中国日系企業に組織改革及び人材育成関連コンサルティングサービスを提供し、講師としてクライアント企業の中国におけるビジネス環境調査及び事業企画などの手配も担当しています。


                                                  



1. 唐先輩が留学する前に有名な日系企業で働いたことがあり、日本へ行くチャンスがたくさんあるはずですが、どのようなきっかけで九州大学をお選びになったのですか。

   九州大学を選んだのは自分の客観的な判断の結果でもありますし、ご縁があると言ってもよいかもしれません。当時は九州大学とシンガポール国立大学、二つの志望がありました。海外旅行の時、シンガポール国立大学を見学したことがあり、良い印象を残しましたが、大学時代、交換留学のため、九州大学と接したことがあり、歴史のある国立大学がとても優秀だと思います。さらに、福岡での生活経験もありますし、当時に知り合った先生たちと友達もそこにいますので、親近感があります。申込み段階で二つの志望校が教育水準と生活環境の面でどちらでも勉強にふさわしいと思いましたが、九州大学の海外募集制度のおかげで、時間とエネルギーの節約ができ、早い段階で九州大学の合格通知書をいただきました。 

2. 九州大学にいる間に、(株)SoftBank Mobileに契約社員として務めたことがありますね。普通、有名な日系企業でバイトする留学生は珍しく、「通信業務」も以前の仕事経験にも直接関係がないはずですが、このバイトをどうやって見つけたのか、どのように学業とを両立できるのか、仕事をどのように展開したのかを聞かせていただけますか。

   最初は皆さんと同じように、ネットでできそうなバイトを探していました。Softbankの求人情報を見て、応募しましたが、面接の時、「普通なバイトだともったいないです。契約社員として営業の仕事をやってみませんか。完備な育成体系もありますし、あなたの能力を十分に発揮できるし、鍛えるチャンスがたくさんありますよ」とアドバイスされました。以前の仕事は通信業の営業とあまり関係ないですが、広告会社は営業チームを主とし、「メディアリソース」を利用して価値を創造する企業で、その環境に馴染んだため、営業スギルをある程度把握しています。

 入社後、説明されたとおり、企業文化、商品知識、営業スギルなどのトレーニングが完備し、仕事の展開に役立ちます。自分の留学の目的は「学習」で、学校のみならず、社会でも学習し続けなければならないと思います。仕事上で残業時間や出勤日調整において自分の状況を上司や先輩によく理解していただきました。個人効率の面も、自分のタスク管理が厳しかったです。とはいえ、すべてがうまくいくわけではなく時々制服のままで授業に行ったり、朝4時までレポートを書いたりすることもありました。

3. 九州大学を卒業して(株)alueに入ってからしばらく管理職として中国へ転勤しましたね。出世が早くすばらしいと思いますが、日系企業で働く感想を少し聞かせていただけますか。

   人材育成コンサルティング会社として、規模が大きくなく、人数が少ないため、出世とは言えないですが、会社のニーズに応じて人事異動を受けただけです。ずっと日系企業で働いており、自分自身にも日系お客さまにもよく次のことを言っています。中国のような変化が激しい経済環境の中で、いつも冷静に自分自身のことを客観視し、常にチャレンジと変革の意識を持たなければなりません。

 例えば、企業側を見てみると日系企業が優れた技術を持っていますが、コストパフォーマンスが必ずしもよいとは限らず、ブランド力が高いですが、従業員満足度が必ずしも高いとは限りません。そして、社員側を見てみると、日本語能力という条件を求められる以上、一部の優秀人材が日系企業に入れなくなっており、業界トップレベルの人材が日系企業にいるとは言いづらい現実でもあります(トップクラスの人材はほとんど欧米企業や新興中国民営企業に集中している傾向があります)。

 企業として業界の変化に、個人として企業が求める能力に応じなければならず、消極的に待ちっぱなしにしたり、対策分析のみしたりせずに、自ら挑戦する必要があります。このため、中国の日系企業では、個人でも、組織でも冷静に自分自身のことを客観視し、互いの足りなさをを受け入れながら共同的に前に進んでいかなければなりません。

4. 九州大学MBAコースを学ぶことで、先輩のキャリアが新たな飛躍をしたことがわかりますが、九州大学MBAコースについて、ご感想を聞かせていただけますか。

   九州大学に入る前まで、日本語しかしっかり学んでいなかったですので、九州大学では、ちゃんとパワーアップしたいと考えていました。九州大学を卒業した後、この二年が「啓蒙」レベルで、まだまだ学ばなければならないことが先にたくさんあると認識しました。九州大学で基礎知識を強化され、構造化思考の能力を身に付け、過去の経験や、考えなどをきちんと整理することができました。基礎理論はもちろん、思考力がいつ、どこでも必要で、理論をどのように実践に応用できるのかが最大の問題だと分かりました。大学時代に先生が、「人は勉強すればするほど、自信がない」と言っていましたが、九州大学でそれを実感してその意味を理解できました。先生、先輩、クラスメートや他校のMBA専攻の同級生などに教われば教わるほど、自分の「弱さ」を認識し、「学習」を継続的にやらなければならないことが確かに分かりました。

5. MBA及び日本に留学する予定の後輩たちに対し、仕事及び学業に関するごアドバイスがありますか。

   自分の中で常にぶれない軸があり、ほかの留学生の方にも伝えたいですが、「留学の目的が学習」です。「学習」という言葉は学校範囲に限定せず、幅広く拡大し且つ充実化させることができます。留学する有限な期間中に、終始「学習」の状態を堅持するのは原則だと思います。MBAだから必ず他の学科よりレベルが高いとは限らず、常に平常心で限られた期間中に、できる限り自分の思考分析の能力を鍛え、先生や同級生の方とのコミュニケーションにより、自分の視野を広げるのは重要です。

 卒業する前にある程度自分自身のキャリアプランを立てられればよいと思います。少なくとも将来何に挑戦したいのか、どの方向に向かいたいのかをしっかり考えておいた方がいいです。さらに実現できるように大きい目標を段階的な小さい目標に分解して、ちょっとジャンプしたら届くような目標を設定して、継続的に目標をクリアしていくことが大事です。計画は変化のスピードに及ばないですが、計画がなくてはならないです。計画がないと、人生は慌てて迷う状態が続くためです。


 



 

 

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