Q1:九州大学への訪問について、何か印象深い思い出がありますか。
A1:九州大学は歴史の長い名門校であり、岡村繁先生を初め、中国古代文化を研究する名高い学者がたくさんいます。先生方の学術と人格が私に深い印象を残しています。それから、福岡の静謐と落ち着いた雰囲気、及びそこにいる私たち留学生が世話になった多くの友人たちに今でも感激しています。残念ながら、連絡がおろそかになったため、再び会うことができませんでした。いつか再会できるといいですねといつも思っています。おととし、やっと九大文学部卒業の諸田竜美先生が人民大学国学部へ訪学にいらっしゃいました。私たちが心ゆくまで語り合い、本当に楽しい時間を過ごしました。九大を思い出すと、懐かしさを感じています。
Q2:中国で国学を復興させる必要性は何でしょうか。
A2:中国の今の国学文化復興は実は自己アイデンティティ、自己の根源探しの必然的な結果です。現代化を実現するため、伝統から自分の起源と目標を探し出さなければなりません。現代化は「全般的西洋化」を意味するわけではありません。このことについて、映画「最後の武士」の中の反省を見ればいいです。
Q3:近年、海外で孔子学院が相次いで設立されましたが、このことについて、お考えを簡単に聞かせていただけませんか。
A3:2007年、私は人民大学を代表してドイツのライプチヒにおける孔子学院のオープン・セレモニーに参加しました。そこで、中国の孔子学院を設立する目的は、歴史上中国に存在していた開放と包容の文化・学術交流の姿勢と精神に復帰させることである、と私は強く感じました。孔子曰く「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず 」、これは孔子学院の具現する調和の精神と交流・協力の姿勢としても理解することができます。
Q4:話題になっている「于丹現象」、「易中天現象」について、様々な声が出ていますが、袁先生のお考えはいかがでしょうか。
A4:中国の伝統文化を普及するため、雅俗ともに重視する道を歩まなければなりません。それに対し、異なった意見が出るのは当然です。私個人としては、その二人が社会に積極的な影響を与えていると思います。
Q5:色々な名著を読まれたと思いますが、何か皆さんに勧める本はありませんか。
A5:劉勰の『文心彫竜』と林語堂の『我国土・我国民』です。
Q6:最後に、九大で留学している、或いは留学に行く後輩達に一言お願いします。
A6:九州大学は開放・包容の精神を持ち、 生活に基づき、未来に向かう世界的に名高い大学です。たくさんの優秀な人材を育成し、多くの人の精神と人格を陶冶してきました。そこで古さと現代の結合、自然風光と人文景観の融合を感じ、自分の人生に新たな一章を書き出すことができます。