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    九州大学北京事務所は20064月に正式的に設立され、中日間の架け橋として、九州大学と中国のトップレベルの研究・教育機構の提携を強め、各自の教学・研究レベルを高めると同時に、手を携え、アジアを世界の知識創造・普及の新たな拠点にすることを目指しております。北京事務所は設立以来、中日学術交流国際シンポジュウム、世界米中日国際会議、東アジア農業資源環境フォーラム等の大型会議を主催することにより、中日学者がゼロ距離で交流できるプラットフォームを提供しました。そして、留学説明会の開催や特色のあるワンストップサービスの提供を通して、中国学生の九大留学への直達通路を開拓しました。また、情報の収集・伝達や懇親会などにて、中国にいる九州大学同窓生の間の相互理解を深めました。

グローバル化の趨勢に従い、日本政府は20087月に、2020年を目途に、現在の約3倍と成る30万人の留学生受け入れを目指す「留学生30万人計画」を決定しました。その実現と、留学生を惹きつける魅力ある大学づくりを目指して、国際化の拠点となる大学を選定し重点的育成を行う「国際化拠点整備事業」(グローバル30)が2009年から実施されることとなり、初年度全国で13大学が選択され、九州大学は九州地区て唯一の採択大学です。本事業により、九州大学は一連の政策をとって留学生募集の規模を拡大し、2013年まで在籍留学生を2300人に、2020年まで3900人に達成することを目指しております。九州大学の留学生のうち、中国留学生は4割強を占めており、それ故、中国との連携を強めることが九州大学の「国際化拠点整備事業」の重要な内容になります。新たな歴史の起点に立ち、九州大学北京事務所の役目が一層多元化していき、その架け橋やプラットフォームとしての働きも日増しに顕著になるでしょう。
北京事務所を皆様に喜ばれる情報共有プラットフォームに取り組むことはわれわれが今後努力する方向です。北京事務所が中日間の教育及び学術の交流の架け橋はもとより、九州大学同窓生の語らいの場として、あるいは、中日間交流に関わる情報交換の場として、両国国民の相互理解を深めるために貢献できますよう、努力させていただきます。                                          
九州大学  北京事務所 所長   宋敏